神経の網タイツ履いた腸
アメリカの神経生理学者マイケル・D・ガーション医学博士は
脳とは、腸から進化して最後にできたものとも言っています。
私たちの口から入った食べものは、胃や腸を経て肛門から出て行きます。
つまり人間の肉体は1本の長い管(消化管)が通った「ちくわ」のような構造だと言えます。
腸の中はちくわの穴、つまり体の外側に当たります。
人類の祖先はイソギンチャクのような腔腸生物でした。
食べものを口から取り込んで、腸で消化するとそれを口から排泄する
という、とても単調な活動をする生きものです。
ところが、進化とともに単純な機能しか持たなかった腸の周りに
神経組織が張り巡らされ、そこから肝臓、腎臓などの臓器や脳も作られました。
脳が機能しなくても生命活動は維持できますが、腸が機能しなくては、生命は成り立ちません。
腸には、「神経の網タイツをはいている」と言われるほど
神経細胞が張りめぐらされています。
このため、体全体の司令塔とも言うべき脳の指令から途絶えた状態、つまり脳死状態に陥っても、
腸は独自に消化吸収活動をし続け、その命を維持しようとするのです。
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