認知症は脳の糖尿病!?

糖尿病は、実は認知症の発症とも深い関係があります。
人体の中で、最もブドウ糖を使う臓器はどこでしょう。そう、脳です。
脳は最もたくさんのエネルギーを必要とする臓器ですから、
糖尿病となってインスリンが効かなくなる(インスリン抵抗性)と、
脳への糖の供給が不足して栄養不足となり、神経細胞が障害を受け、
認知症になるというわけです。

糖尿病の発症原因は、内臓脂肪の蓄積です。
高脂肪食ばかり食べていると、腸内環境が悪化し、
内臓脂肪が溜まりやすい体質になってしまいます。
内臓脂肪が蓄積されると血管の炎症を引き起こし、
インスリンが効かなくなる状態(インスリン抵抗性)となるからです。

「糖尿病」という診断がようやく下りるのは、すい臓がいよいよ
インスリンが出せなくなった時点ですが、そうなる前の「糖尿病予備軍」と
診断された段階で、すい臓はかなり疲弊してインスリンを出す力が衰え、
脳へのブドウ糖供給不足は始まっています。

日頃から食生活に注意しておく事は、認知症予防にも大切な事なのです。

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