乳幼児は皆リーキー・ガット状態!?
前回、腸壁に穴が空く「リーキー・ガット」について紹介しました。
有害物質やアレルゲンを取り除くための「ろ紙」の役割をはたす
腸壁の「タイト・ジャンクション」の損傷により、感染症やアレルギーが起きやすい状態を示します。
乳幼児に多い食物アレルギーは、このリーキー・ガットが原因。
消化器系が未発達な乳幼児は、腸の粘膜が薄くバリア機能も低いため、
皆このリーキー・ガットに近い状態なのです。
未消化のまま大きなタンパク質が異物と判断され、抗体が作られてしまうため、
アレルギー症状が引き起こされるというわけです。
成長とともに症状が改善される事もありますが、それでも一度は抗体が作られてしまうため、
アレルギーが完治するわけではありません。
ですから、離乳時期の早い段階でアレルギーを起こしやすい食品を与えるのは
できるだけ避けるべきなのです。