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腸内環境を改善してメタボ予防!

遺伝子と肥満との関係は、前回のコラムでご紹介した通り。

ですが、肥満の原因はもちろん遺伝子のせいだけではありません。

食生活はもちろんの事、腸内細菌と肥満の関係が、近年注目されはじめています。
きっかけとなったのは2006年、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に掲載された
ある研究グループの論文です。

無菌マウス(無菌状態で飼育され、腸はもちろん体内にまったく菌を住まわせていないマウス)に
A)肥満マウスの腸内細菌を与えた場合
B)痩せたマウスの腸内細菌を与えた場合
で体重の変化を比較すると、同じモノを食べさせて飼育しても、
A)肥満マウスの腸内細菌を与えた方が太るという結果でした。
腸内フローラにも、肥満型とやせ型で特異な傾向がある、という事がわかったのです。

この論文により、世界中でメタボ対策に有効な腸内細菌を探るという研究が
さかんに行われていますが、現時点では悪玉菌がメタボを加速させるという事が分かっています。
悪玉菌は「腸内毒素」を作り出すため、食べたモノを糖化させてしまうからです。

メタボ対策のためにも、日頃からバランスの良い食生活を心がけ、腸内環境のバランスを整えましょう。
もちろん、乳酸菌生産物質を取り入れる事もおススメです。

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