腸は人間の「根」。根は人間の「腸」

もうすぐ節分。豆まきの季節です。
そこで今回は、大豆のウンチクをご紹介します。

人間が腸の中にたくさんの菌を住まわせている事は、当コラムでもご紹介した通り。
実は大豆も菌と共棲しているという事を、ご存知でしたか?

大豆の根をよく観察してみると、数ミリ程度の小さなコブのようなものが
たくさんついているのが分かります。
このコブは「根粒(こんりゅう)」と呼ばれ、この中に「根粒菌」というバクテリアの一種が
住み着いているのです。

大豆に寄生した根粒菌は、空気中の窒素をアンモニアに変換し、大豆の成長に欠かせない
栄養素を宿主に供給しています。
化学肥料のアンモニアは、1000気圧/摂氏5000度という超高圧・高温の莫大なエネルギーを費やして、
窒素と水素の化学反応により作り出されますが、
根粒菌はこれを、土の中の常温常圧でいとも簡単にやってのけます。

大豆はその見返りに、光合成で作り出した糖を根粒菌に与えます。
菌と大豆が“ギブ&テイク”の関係で共棲している様子は、
人と腸内細菌の関係と同じ。

腸が人間の「根っこ」であり、全身の健康を支える基本であるのと同様、
植物にとっては根っこが「腸」のようなものといえるのです。

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