大谷光瑞が経典から発見
“醍醐”が、乳酸菌生産物質だと発見したのは
かつて西本願寺の門主であり、宗祖・親鸞の血を受け継ぐ大谷光瑞です。
大谷光瑞は、仏教研究はもちろんのこと、チベット探検、
そして最近の科学的探究と幅広く活動した人物です。
「大般涅槃経」に書かれた“醍醐”の製造過程を今風にしてみると
「牛から採った乳から、脂肪分を取り除いた飲み物(=酪)の中で
生きた菌(=生酥)を熟成させる(=熟酥)と、
乳酸菌生産物質(=醍醐)ができる…」ということになります。
ブッタの教えから“醍醐”を知った大谷光瑞は
昭和7年(1932年)、のちに有効菌培養技術の世界的権威となる
正垣一義と知り合い、大谷光瑞農芸化学研究所を設立。
細菌研究に本格的に取り組み始めました。
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