牛の乳から大豆(豆乳)へ
「大涅槃経」に書かれた“醍醐”についての記載を参考にした
「乳酸菌の発酵物から有効成分を抽出する」方法を
西本願寺の門主大谷光瑞から提案された正垣一義は、
野戦兵の健康に関する細菌学的実地研究にあたりながら
微生物共棲培養法を発明し、昭和14年(1939年)には特許を取得。
しかし同年、第二次世界大戦が勃発。
戦時中も、重要医薬品菌製剤「潤生ソキン」の製法を完成させたり
中国・大連にある大谷光瑞農芸化学研究所の次長に就任するなど
微生物学の研究を続けていきます。
昭和20年(1945年)、第二次世界大戦終戦後も研究を継続する中、
乳酸菌生産物質の原料を、経典にある牛乳ではなく、
より高い栄養価が期待できる植物の大豆(豆乳)に求め、
「乳酸菌16種共棲培養法」を確立させまました。
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