梅雨時期の食中毒にご注意!

梅雨時から夏にかけて増える食中毒。
食中毒といえばレストランや学校などでの発生を思い浮かべますが、
実は家庭での食中毒は全体の20%を占めると言われています。

さて、カレーは作ってすぐに食べるよりも、一晩寝かせた方が美味しい、と言いますよね?
ところが、カレーを一晩寝かせると食中毒の危険性も増してしまうという事は、ご存知でしたか?

カレーなどに増殖しやすい「ウェルシュ菌」は、ヒトの腸にもいる悪玉菌の代表格。
肉類にはちろん、土や水中にも存在するポピュラーな菌ですので、
カレーの材料についている事が多い上に、加熱にも強いという特徴があります。

また、ウェルシュ菌は酸素を嫌う「嫌気性菌」であるため、カレーなどの粘り気のあるものを
深い鍋で保存すると中心部の酸素が少なくなり、増殖するには絶好の環境に。
ですから、出来上がったカレーを室温でしばらく放置しておくと、
ウェルシュ菌が一気に増殖してしまうのです。

ウェルシュ菌食中毒を防ぐ為に、
◆カレーはできるだけ作ったその日のうちに食べきる
◆作り置きの場合は浅めの容器に移しすぐに冷蔵庫へ入れる
◆再加熱の際は、全体を良くかき混ぜながら沸騰させる。
といった注意が必要です。

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